映画監督、大林宣彦さん（享年８２）の死去から一夜明けた１１日、大林さんが最期まで映画を“製作”していたことが分かった。遺作「海辺の映画館−キネマの玉手箱」の製作総指揮を務めた奥山和由氏（６５）によると、この１、２週間は夢の中でも撮影していたと説明。寝言で「カット」などと指示を出し、「最後は必ず大声で『みんなありがとう！』と感謝していたそうです」と故人の思いを伝えた。
死去から一夜明けた１１日、東京・世田谷区にある大林監督の自宅前には約２０人の報道陣が集結。２００８年公開の監督作「その日のまえに」に主演したウッチャンナンチャンの南原清隆（５５）や遺作「海辺の映画館」に出演した女優、山崎紘菜（２５）が弔問に訪れ、９１年公開の「ふたり」に主演した石田ひかり（４７）、山田洋次監督（８８）らから供花が届けられた。関係者によると、１１日は大林邸で親しい仲間と「桜を見る会」を開く予定だったが、叶わず。家の周辺には、故人を癒やすように八重桜が咲き誇っていた。
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April 12, 2020 at 03:03AM
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