いよいよこの季節がやってきた。2020年(第77回)ゴールデングローブ賞の全ノミネーションが発表されたのだ。いよいよ賞レースが本格化することを告げるゴールデングローブ賞は、優れた映画・ドラマの作品や出演者、スタッフに与えられる、いわば“アカデミー賞の前哨戦”だ。
今年はノミネーションから「番狂わせ」ともいうべきだろうか、映画部門は『アイリッシュマン』や『マリッジ・ストーリー』『2人のローマ教皇』など、Netflixが圧倒的な存在感を発揮。すでに日本でも支持を得ている『ジョーカー』や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』をはじめ、『1917 命をかけた伝令』『ジョジョ・ラビット』『スキャンダル』『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』など、今後公開される話題作も多数揃った。もちろんドラマ部門もいずれ劣らぬ名作・話題作ぞろい。さっそく全部門のノミネーションをチェックしていこう。
作品賞(ドラマ部門)
- 『1917 命をかけた伝令』(ユニバーサル・ピクチャーズ)
- 『アイリッシュマン』(Netflix)
- 『ジョーカー』(ワーナー・ブラザース)
- 『マリッジ・ストーリー』(Netflix)
- 『2人のローマ教皇』(Netflix)
主演女優賞(ドラマ部門)
- シンシア・エリヴォ『Harriet(原題)』
- スカーレット・ヨハンソン『マリッジ・ストーリー』
- シアーシャ・ローナン『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
- シャーリーズ・セロン『スキャンダル』
- レネー・ゼルウィガー『ジュディ 虹の彼方に』
主演男優賞(ドラマ部門)
- クリスチャン・ベール『フォードvsフェラーリ』
- アントニオ・バンデラス『Pain and Glory(原題)』
- アダム・ドライバー『マリッジ・ストーリー』
- ホアキン・フェニックス『ジョーカー』
- ジョナサン・プライス『2人のローマ教皇』
作品賞(ミュージカル/コメディ部門)
- 『ルディ・レイ・ムーア』(Netflix)
- 『ジョジョ・ラビット』(FOXサーチライト・ピクチャーズ)
- 『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(ライオンズゲート)
- 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(ソニー・ピクチャーズ)
- 『ロケットマン』(パラマウント・ピクチャーズ)
主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)
- オークワフィナ『フェアウェル』
- アナ・デ・アルマス『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』
- ビーニー・フェルドスタイン『Booksmart(原題)』
- エマ・トンプソン『レイトナイト 私の素敵なボス』
- ケイト・ブランシェット『Where’d You Go Bernadette(原題)』
主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門)
- ダニエル・クレイグ『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』
- ローマン・グリフィン・デイヴィス『ジョジョ・ラビット』
- レオナルド・ディカプリオ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
- タロン・エジャトン『ロケットマン』
- エディ・マーフィ『ルディ・レイ・ムーア』
アニメ映画賞
- 『アナと雪の女王2』
- 『ライオン・キング』
- 『Missing Link(原題)』
- 『トイ・ストーリー4』
- 『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』
外国語映画賞
- 『フェアウェル』(アメリカ)
- 『レ・ミゼラブル』(フランス)
- 『Pain and Glory(原題)』(スペイン)
- 『パラサイト 半地下の家族』(韓国)
- 『Portrait of a Lady on Fire(原題)』(フランス)
助演女優賞
- アネット・ベニング『ザ・レポート』
- マーゴット・ロビー『スキャンダル』
- ジェニファー・ロペス『ハスラーズ』
- キャシー・ベイツ『リチャード・ジュエル』
- ローラ・ダーン『マリッジ・ストーリー』
助演男優賞
- トム・ハンクス『A Beautiful Day in the Neighborhood(原題)』
- アル・パチーノ『アイリッシュマン』
- ジョー・ペシ『アイリッシュマン』
- ブラッド・ピット『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
- アンソニー・ホプキンス『2人のローマ教皇』
監督賞
- ポン・ジュノ『パラサイト 半地下の家族』
- サム・メンデス『1917 命をかけた伝令』
- クエンティン・タランティーノ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
- マーティン・スコセッシ『アイリッシュマン』
- トッド・フィリップス『ジョーカー』
脚本賞
- ノア・バームバック『マリッジ・ストーリー』
- ポン・ジュノ、ハン・ジンウォン『パラサイト 半地下の家族』
- アンソニー・マクカーテン『2人のローマ教皇』
- クエンティン・タランティーノ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
- スティーヴン・ザイリアン『アイリッシュマン』
作曲賞
- アレクサンドル・デスプラ『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
- ヒルドゥル・グドナドッティル『ジョーカー』
- ランディ・ニューマン『マリッジ・ストーリー』
- トーマス・ニューマン『1917 命をかけた伝令』
- ダニエル・ペンバートン『マザーレス・ブルックリン』
主題歌賞
- “Beautiful Ghosts” 『キャッツ』
- “I’m Gonna Love Me Again” 『ロケットマン』
- “Into the Unknown” 『アナと雪の女王2』
- “Spirit” 『ライオン・キング』
- “Stand Up” 『Harriet(原題)』
作品賞(ドラマ部門)
- 「ビッグ・リトル・ライズ」(HBO)
- 「ザ・クラウン」(Netflix)
- 「キリング・イヴ/Killing Eve」(BBC America)
- 「ザ・モーニングショー」(Apple TV+)
- 「サクセッション」(別題「メディア王~華麗なる一族~」)(HBO)
女優賞(ドラマ部門)
- ジェニファー・アニストン「ザ・モーニングショー」
- ジョディ・カマー「キリング・イヴ/Killing Eve」
- ニコール・キッドマン「ビッグ・リトル・ライズ」
- リーズ・ウィザースプーン「ザ・モーニングショー」
- オリヴィア・コールマン「ザ・クラウン」
男優賞(ドラマ部門)
- ブライアン・コックス「サクセッション」(別題「メディア王~華麗なる一族~」)
- キット・ハリントン「ゲーム・オブ・スローンズ」
- ラミ・マレック「MR.ROBOT / ミスター・ロボット」
- トビアス・メンジーズ「ザ・クラウン」
- ビリー・ポーター「POSE/ポーズ」
作品賞(ミュージカル/コメディ部門)
- 「バリー」(HBO)
- 「Fleabag フリーバッグ」(Amazon Prime Video)
- 「コミンスキー・メソッド」(Netflix)
- 「マーベラス・ミセス・メイゼル」(Amazon Prime Video)
- 「ザ・ポリティシャン」(Netflix)
女優賞(ミュージカル/コメディ部門)
- クリスティーナ・アップルゲイト「デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~」
- フィービー・ウォーラー=ブリッジ「Fleabag フリーバッグ」
- ナターシャ・リオン「ロシアン・ドール: 謎のタイムループ」
- キルスティン・ダンスト「On Becoming a God in Central Florida(原題)」
- レイチェル・ブロズナハン「マーベラス・ミセス・メイゼル」
男優賞(ミュージカル/コメディ部門)
- ベン・プラット「ザ・ポリティシャン」
- ポール・ラッド「僕と生きる人生」
- ラミー・ユセフ「Ramy(原題)」
- ビル・ヘイダー「バリー」
- マイケル・ダグラス「コミンスキー・メソッド」
作品賞(リミテッドシリーズ/テレビムービー部門)
- 「Catch-22(原題)」(Hulu)
- 「チェルノブイリ」(HBO)
- 「Fosse/Verdon(原題)」(FX)
- 「The Loudest Voice(原題)」(Showtime)
- 「アンビリーバブル たった1つの真実」(Netflix)
女優賞(リミテッドシリーズ/テレビムービー部門)
- ミシェル・ウィリアムズ「Fosse/Verdon(原題)」
- ヘレン・ミレン「Catherine the Great(原題)」
- メリット・ウェヴァー「アンビリーバブル たった1つの真実」
- ケイトリン・ディーヴァー「アンビリーバブル たった1つの真実」
- ジョーイ・キング「The Act(原題)」
男優賞(リミテッドシリーズ/テレビムービー部門)
- クリス・アボット「Catch-22(原題)」
- サシャ・バロン・コーエン「ザ・スパイ -エリ・コーエン-」
- ラッセル・クロウ「The Loudest Voice(原題)」
- ジャレッド・ハリス「チェルノブイリ」
- サム・ロックウェル「Fosse/Verdon(原題)」
助演女優賞
- メリル・ストリープ「ビッグ・リトル・ライズ」
- ヘレナ・ボナム・カーター「ザ・クラウン」
- エミリー・ワトソン「チェルノブイリ」
- パトリシア・アークエット「The Act(原題)」
- トニ・コレット「アンビリーバブル たった1つの真実」
助演男優賞
- アラン・アーキン「コミンスキー・メソッド」
- キーラン・カルキン「サクセッション」(別題「メディア王~華麗なる一族~」)
- アンドリュー・スコット「Fleabag フリーバッグ」
- ステラン・スカルスガルド「チェルノブイリ」
- ヘンリー・ウィンクラー「バリー」
第77回ゴールデングローブ賞授賞式は、2020年1月5日(米国時間)に開催される。
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December 10, 2019 at 05:00AM
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