15日に松竹芸能を退所したお笑いコンビTKOの木下隆行(48)が19日に放送されたMBSラジオ「ゴチャ・まぜっ天国!」(木曜午後11時30分)に出演し、退所を報告した。

木下が「退所いたしました」と報告すると、共演者のオアシズ大久保佳代子(48)が「ジャニーズ事務所みたいに。中居くんに乗っかった」とコメント。木下は「そう言いますやんか。退所って。15日をもちまして、28年、相方いわく30年」。退所理由については「元々は犯してしまった罪でございます。そこを入り口に最終的に松竹芸能にいづらくなった」と振り返った。

大久保から「コンビを解散しないでフリーなの?」と聞かれると、「フリーです。(共演者の)武井壮と一緒。そう思うと前向きというか、武井壮がいるから。『なんで不安じゃないんだ』って思う」と話した。「フリーは初めてやし。今までこんな僕を育ててくれて」と感謝を口にしつつ、不安があることも明かした。

番組トークの中では、「反社、未成年、薬はないですからね。本当にないです」と否定。最後には「これからもタレントとして温かく見守って」と呼びかけた。

5日に松竹芸能の公式サイトと木下が自身のツイッターで15日での退所を発表。コンビは解散せず、相方の木本武宏(48)は引き続き同社に所属している。木下は昨年秋に一部週刊誌で後輩芸人へのパワハラ疑惑が報じられた。同社の担当者は「直接的なきっかけではありません。ただ、報道もあって、マネジメントをどうしていくかという話にはなった」と明かしていた。

16日には、ハリセンボンの近藤春菜らのものまねで知られるジーニー堤(34)が代表を務める「GENIE’S ENTERTAINMENT」と業務提携したことが報告された。それとともに、パワハラ疑惑については本人から説明する機会を設けるとしていた。

だが、翌日の17日にジーニー堤がブログで業務提携を白紙撤回するとし、あくまでも木下の営業窓口のひとつで、所属タレントになるという話ではなかったと説明していた。